本記事はYouTube動画「バルセロナでスマホ以外全てスられました。パスポートなくすとこんな感じです。」を基にまとめています。
動画主はスペイン・バルセロナでスリに遭い、スマホ以外の荷物をすべて失い、パスポートも盗まれるという深刻なトラブルに巻き込まれました。その体験談を整理しつつ、海外旅行者が知っておくべき対処法や注意点を分かりやすく紹介します。
目次
結論:パスポートを失うと帰国は可能だが、旅の継続は困難になる
- パスポートを紛失すると選択肢は「緊急パスポートの取得」か「帰国のための渡航書の発行」の2つ。
- ただし国によって緊急パスポートが使えない場合もあり、経由地によっては帰国すらできない。
- 被害に遭うと精神的ダメージも大きく、旅行を楽しむどころではなくなる。
事件の経緯:典型的な「白い液体スリ」の手口

被害の手口はこうでした。
- 街路樹の下を歩いていたら、上から白い液体が落ちてきた。大きな鳥のフンだと思い込み、リュックを下に置いて確認。
- そこへ男(犯人A)が近づき「拭いてあげる」とウェットティッシュでリュックや服を拭く仕草。
- その間に別の犯人Bがリュックを持ち去る。
- Aは「探してくる」と言い残して姿を消し、結局2人組に盗まれていた。
これはヨーロッパでよく使われる典型的なスリ手口で、観光客を狙った犯行でした。
被害状況:総額40万円以上の損失
動画の投稿主さんの被害は以下の通りでした。
- 取られたもの:パスポート、現金、荷物一式、予備スマホなど
- 被害総額:約40万円(帰りの旅費等も含む)
- 唯一残ったのはポケットに入れていたスマホと、直前に引き出した少額のユーロのみ
パスポート紛失時の対処
パスポートを紛失した際の対処方法は以下の通りです。
- 警察に盗難届を提出
宿泊や保険申請に必要。 - 大使館で手続き
- 写真撮影が必須
- 手数料は現金払い(現金がなければ海外送金が必要)
- 2つの選択肢
- 緊急パスポート(有効期限1年。ただし利用不可の国も多い)
- 帰国のための渡航書(日本帰国専用。到着した時点で無効)
今回はアメリカ経由や南米旅行を控えていたため、緊急パスポートでは不便と判断。帰国のための渡航書を取得し、日本に一時帰国することを選択しました。
実際の帰国の流れ
- バルセロナの大使館で渡航書を即日発行してもらい、当日中に帰国便へ。
- 日本到着後は、現金不足で空港からの移動に苦労したものの、ユーロを換金して何とか帰宅できた。
学びと反省点
- ヨーロッパでも油断は禁物:治安が良さそうに見えてもスリは日常的に発生。
- 事前調査の大切さ:現地のスリの手口を調べておけば防げた可能性も。
- 貴重品管理:スマホが手元に残ったのは不幸中の幸い。パスポートや財布は必ず分散して持つべき。
ヨーロッパは基本的には治安がいいのですが、自分がスリや犯罪に巻き込まれる可能性はゼロではありませんので、常に注意しておくべきでしょう。
また、犯罪の手口についても知っておくことで、知らない人が話しかけてきても相手にしないことの重要性が分かります。
そして最も重要なのがパスポートや財布は肌身離さず持っておくということですね。
服の下に付けておける薄いポーチなどを利用すると良いでしょう。
海外旅行者へのアドバイス
- パスポートはホテルのセーフティボックスに保管、コピーや写真を別に保存しておく。
- 貴重品は分散して管理し、リュックにすべてを入れない。
- 現地のスリ手口を旅行前に必ずチェック。
- 緊急時のためにクレジットカードの海外送金サービスや国際キャッシュカードを準備。
まとめ
今回の事例は「バルセロナ=治安が良い」というイメージに油断した結果、典型的なスリ被害に遭ったケースでした。パスポートを失うと旅行継続が難しくなるだけでなく、精神的なダメージも非常に大きいものです。
海外旅行では「自分だけは大丈夫」という思い込みを捨て、常に最悪のケースを想定した準備が欠かせません。
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