※この記事はYouTube動画「【警告】有料で座席取ったのに…搭乗券もらえない!? 空港で言われた衝撃の一言『オーバーブッキング』」を基にまとめています。
結論:登場券が出なくても「諦めず交渉」が鉄則!
飛行機の座席を有料で指定したのに、空港で「搭乗券が発行できません」と言われたら誰でも焦ります。
しかし、これはあなたのミスではなく「オーバーブッキング(定員超過)」が原因の可能性が高いです。
一番大事なのは、諦めずにしっかりと交渉すること。
交渉次第でその便に乗れるケースも多く、また次便への変更やホテル代の補償などを受けられることもあります。
オーバーブッキングとは? なぜ起きるのか
「オーバーブッキング」とは、航空会社が実際の座席数より多くの予約を受け付けている状態のことです。
航空会社は、欠航・キャンセルを見越して多めに予約を取ることで空席を減らし、効率を高めています。
しかし、繁忙期や長距離便では「全員が搭乗する」ケースが発生し、結果的に乗り切れない乗客が出てしまうのです。
特にエールフランスやヨーロッパ系航空会社では、夏のバカンスシーズンにこのトラブルが頻発しています。
「有料で座席指定したのに乗れない」の理不尽
たとえば、30Cという座席をお金を払って予約していたにもかかわらず、チェックイン時に「搭乗券が発行できません」と言われるケースがあります。
理由は簡単で、「その便の座席調整がまだ確定していない」ため、発券システム上であなたの座席が保証されていない状態になっているのです。
この時点で「じゃあ乗れないの!?」と慌ててはいけません。
あくまで一時的に「調整中」であり、交渉すれば乗れる可能性は十分にあります。
搭乗券がもらえないときの交渉ステップ
この動画で紹介されていたように、登場券が出ない場合は3回チャンスがあります。
1. チェックイン時に交渉する
まずは出発空港でしっかり主張します。
「私はこの席を予約している(例:30C)。なのになぜ搭乗券が発行されないのか?」と明確に聞きましょう。
多くの場合、「次の乗り継ぎ空港で対応してもらってください」と案内されます。
その場合も、証拠として予約票や座席指定のスクリーンショットを見せるのが有効です。
2. 乗り継ぎ空港(ハブ空港)で再交渉
たとえばエールフランスならパリ・シャルルドゴール空港。
ここで「トランスファーデスク」または「AF(エールフランス)カウンター」に行き、再度「搭乗券がもらえていない」「スタンバイ表示(SBY)で座席番号がない」と伝えます。
この段階で空席があれば発券されることもあります。
3. 搭乗ゲートで最終交渉
最終手段はゲート。
ゲート担当者に「予約していたが搭乗券が出ていない」と伝え、「どうしてもこの便に乗りたい」と強く主張しましょう。
座席が確定していない乗客の調整はこの段階で行われることが多く、粘り強い交渉で乗れるケースが少なくありません。
万が一、乗れなかった場合の対応
それでも席が確保できなかった場合は、以下を必ず確認・要求しましょう。
- 次に乗れる便の出発時間
- 待機中の食事券の提供
- 宿泊が必要な場合のホテル手配
- 代替便の予約変更手数料の有無
航空会社の都合によるオーバーブッキングの場合、宿泊費や食費は原則として航空会社が負担する義務があります。自腹で負担してしまう前に、必ず交渉してください。
グループ旅行の場合の注意点
特に困るのがグループ旅行や添乗員同行ツアーです。
1人だけ登場券が出ず、他の人だけが先に帰る――そんな状況もあり得ます。
添乗員の方は「お客様を置いて帰れない」ため、全員で同じ便に乗るよう尽力します。
しかし、自分の判断で便を変更すると自腹でチケットを買い直しになるケースもあるため注意が必要です。
航空会社に「グループ全員での便変更を希望」と伝え、できる限り追加費用なしで調整してもらいましょう。
そもそも、なぜ「登場券が出ない」のか?
原因は大きく分けて3つあります。
原因 | 内容 |
---|---|
オーバーブッキング | 定員を超える予約を受け付けている |
機材変更 | 予定より小さい機体に変更され座席数が減少 |
システムエラー | 座席確定が正常に反映されていない |
このうち最も多いのがオーバーブッキングです。
特にバカンスシーズン(6〜9月)や年末年始は注意が必要です。
旅慣れた人が実践している“保険策”
経験者の間では、以下のような対策を取っている人も多いです。
- 出発の48時間前にオンラインチェックインを済ませる
→ 早めに登場券を確定させることで後回しにされにくくなる - 座席指定のスクリーンショットを必ず保存する
→ 証拠として交渉に使える - マイレージ上級会員ステータスを活用する
→ 優先的に座席が確保されやすい - 繁忙期を避けてフライトを選ぶ
→ 特にヨーロッパの夏休み期間(7〜8月)は注意
まとめ:登場券が出ない時こそ冷静に、そして粘り強く!
登場券が出ないのは決して珍しいトラブルではありません。
オーバーブッキングや機材変更など、あなたの責任ではないケースがほとんどです。
大切なのは、
「諦めず、冷静に、証拠を示しながら交渉すること」。
交渉のチャンスは、
①チェックイン時 → ②乗り継ぎ空港 → ③搭乗ゲートの3回。
これらを踏まえれば、最悪の事態を回避できる可能性が高まります。
そして、何より「有料で席を取ったのに乗れない」という理不尽さに泣き寝入りしないことが大切です。
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