この記事は、「【戦時下ロシア】日本メディアが報道しないモスクワの現状が意外過ぎた…」を基に作成しています。
はじめに結論
モスクワ中心部は想像より落ち着いていて、観光・食事・買い物が普通に楽しめます。
移動は空港鉄道とメトロが便利で、物価は日本と比べて安いものも多いです。
ただしクレムリン周辺でのGPS不調、厳格な両替チェック、名所の外国人料金の高さなど、注意点もはっきりあります。事前準備をすれば、効率よく安全に回れます。
モスクワの空気感
到着直後の印象は大都市らしい整然さでした。赤レンガの歴史建築、広い車道、重厚な劇場が目立ち、中心部はヨーロッパの街並みに近い雰囲気です。観光地は時間帯によって空きがあり、落ち着いて見学できます。
空港から市内への移動
ヤンデックスGoの相場はシェレメチェボ空港から中心部までおよそ1500から2000ルーブルです。
時間は体感で約1時間です。空港連絡鉄道アエロエクスプレスは片道650ルーブルで、2階建て車両の座席が広く快適です。
メトロの使い方
トロイカカード本体が150ルーブルで、初回は350ルーブル程度をチャージすると安心です。
駅は非常に深く、エスカレーターが速いので足元に注意します。
車両は旧型と新型が混在し、走行音は大きめです。クレムリン周辺はGPSが不正確になることがあるため、出口番号や地上の目印を併用すると迷いにくいです。
主要スポットの回り方
赤の広場とクレムリンは、まず赤の広場を外観から一周し、次にクレムリン入場券を購入する順番が効率的です。
レーニン廟は開場直後に並ぶと待ち時間を短くできます。グム百貨店は休憩と軽食に便利で、反対側のツム百貨店は現代的な高級店が多いです。
ワシリー大聖堂の見どころ
外観だけで満足しがちですが、内部のイコンや壁画、歌声の響きが素晴らしいです。外国人の入場料は2000ルーブルと高めですが、体験の価値は十分にあります。ロシア人料金は600ルーブルです。
無名戦士の墓と衛兵交代
クレムリン横の公園で衛兵交代が見られます。永遠の炎と英雄都市の碑が並び、歴史を感じる厳粛なエリアです。
人だかりができるため、交代時刻の少し前から場所取りをするとよく見えます。
食事とチェーン店の今
撤退した外資系チェーンの代替として、ロスティクスや複数のローカル系カフェが広がっています。
味や価格帯は旧チェーンと大きく変わらない印象でした。グム百貨店のカフェやイタリアンも選択肢に入ります。
実際の価格例
本記事を作成時点で1ルーブル1.88円(約2円と考えると計算しやすいです。)
移動の目安
- アエロエクスプレス 650ルーブル
- ヤンデックスGo 1500から2000ルーブル
交通カード
- トロイカカード本体 150ルーブル
- 初回チャージ例 350ルーブル
観光・入場
- クレムリン入場 1400ルーブル
- レーニン廟 無料だが入場時間が限定
- ワシリー大聖堂 外国人2000ルーブル ロシア人600ルーブル
飲食と日用品
- グムのアイス 150ルーブル
- カフェのラテ合計 272ルーブル
- イタリアン軽食 1372ルーブル
- 水 約40ルーブル
- 卵10個 60から125ルーブル
- 即席麺 70ルーブル
- サーモン約350ルーブル
支払いと両替のコツ
国内の主なキャッシュレスはミールカードです。
外国人旅行者は現金が基本になるため、ユーロやドルの紙幣を状態よく持ち込みます。折れや汚れのある紙幣は両替所で拒否されやすいです。
高額紙幣と中額紙幣を分散し、複数の両替所でレートと取り扱いを比べると損を避けやすいです。
戦時下ならではの注意点
クレムリン周辺はGPSが不正確になることがあります。オフライン地図や紙地図を併用すると安心です。撮影禁止のサインがある施設ではカメラを下げ、係員の指示に従います。
状況は変わり得るため、現地掲示の最新告知を確認します。
歴史背景を知って歩く
赤の広場の名称は美しいを意味する古語に由来するといわれています。
レーニン廟は防腐処置で遺体が公開され、中国の毛沢東や北朝鮮の指導者の霊廟と同じ形式です。スターリン様式の高層建築や旧KGB本部は、街の至るところで近現代史を感じさせます。
最後のまとめ
モスクワ中心部は観光が可能で、歴史的景観と大都市の利便性が共存しています。
物価や移動のしやすさは旅行者にとって魅力的です。
一方でGPS不調や両替の厳格さ、入場手続きの独自ルールなど、戦時下ならではの実務的ハードルがあります。ポイントを押さえて準備すれば、費用対効果の高い充実した旅を楽しめます。
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