この記事は、元動画「【2ch面白いスレ】イギリスに住みたい人が知っておくべきことで打線組んだww【ゆっくり解説】」を基に記事を書いています。
動画内の体験談や議論をできるだけ削らずに整理し、初心者でも分かるように補足や具体例を加えてまとめました。
結論(最初に要点だけ)
イギリスは日本人にとって比較的暮らしやすい国ではあるものの、住む場所選びと生活ルールの理解が重要です。
具体的には、公営住宅エリアの回避、二階建てバスでは運転手近くに座る、強い方言や訛りへの備え、薬物の誘惑に近づかない、外食は高いので自炊中心に切り替える、という5点が安全・節約の核心です。
ロンドンは人種の坩堝で露骨な差別は少ない一方、地域を一歩外すと雰囲気が変わるため、エリア感覚と時間帯の配慮が鍵になります。
このスレの趣旨
2chのスレ主が、イギリス生活で感じた「移住前に知っておくべきこと」を野球の打線形式で列挙し、他の住人の経験談とともに補足していくスタイル。
実体験ベースのディテールが多く、観光短期では見えにくい現地の生活感や注意点が詰まっています。
打線一覧(要点サマリー)
背番号 | テーマ | ひとことで |
---|---|---|
1 | 娯楽が少ない | カラオケ・漫喫は稀。パブやクラブ文化中心 |
2 | 二階建てバスは1階推奨 | トラブル回避で運転手近くに座るのが無難 |
3 | 柄の悪い若者 | 日中でも喧嘩・割込みで揉める場面あり |
4 | 英語が分からない | 訛りと方言が強烈。ネイティブでも戸惑う |
5 | 薬物の誘惑 | 入手容易に見える環境。近づかないが正解 |
6 | 喫煙規制は屋内厳格 | 屋内全面禁煙。屋外は吸う人が多く歩きタバコも |
7 | 公営住宅周辺は警戒 | カウンシルハウス周辺は治安悪化しがち |
8 | 階級社会が露骨 | 話し方・服装・学歴で見られ方が変わる |
9 | 体型の印象 | 細身男性が多く、女性サイズは全体的に大きめ |
中継 | 左側通行と車事情 | 運転可だがマニュアル車が大半で難度高 |
監督 | 天気は言うほど最悪でない | 夏は涼しめ、冬は極寒ではないが日照短い |
抑え | 物価は外食高い | 自炊で節約可能。紅茶は安い |
以降では各項目を、具体例や数字、移住・長期滞在者向けの実用アドバイスとともに掘り下げます。
娯楽が少ない問題と現地の楽しみ方
日本的な娯楽施設(カラオケ、漫画喫茶、ラウンドワン系)は基本的に期待しづらいです。
代わりに、パブ、クラブ、ライブハウス、ナイトカルチャーが主戦場。
音楽好きならロンドン、マンチェスター、リバプールは多彩な選択肢があり、週末の小規模ギグやパブのライブが日常的に楽しめます。無料の美術館・博物館が多いのも強みで、文化系はコスパ良好です。
二階建てバス攻略
二階席の景色は魅力ですが、混雑時の降車が大変で、まれに騒がしい若者グループと同席する緊張感も語られています。
安全面とトラブル回避を重視するなら、運転手に近い一階前方が無難。夜遅い時間帯は特に注意を。
若者の素行と距離感
喧嘩や割込みで揉める、ヒップホップを大音量で流すといった描写が出ます。
命の危険というより、絡まれて一日不快になるタイプのトラブルが多い印象。
スポーツジャージで固まった集団は距離を置くのが吉。皮肉文化はあるものの、基本は自虐混じりで分かりやすいとの証言もあり、売られたケンカを買わず、軽いジョークで流す姿勢が有効です。
英語が通じない理由は訛りと方言
イギリスは英語圏でも方言の多様性が強烈で、ネイティブ同士でも戸惑うレベルが存在します。
移住先の地域を決める前に、YouTubeで地域名+accentで予習するのが実務的。
どうしても聞き取れない時は、相手にスマホへタイプしてもらう、ゆっくり繰り返してもらう、など工夫で乗り切れます。アメリカ英語への軽い冗談はあっても、無理に発音を矯正する必要はありません。
薬物の誘惑への防御線
都市部では匂いを感じる機会が多く、入手の容易さを連想させる環境が話題に。
日本人としては絶対に近づかない、見ない・関わらないが原則。大学では依存症セミナーが開かれるほどで、留学生の破綻ケースも。夜の繁華街やクラブ帰りのルート選定は慎重に。
喫煙ルールと街の実態
屋内は全面禁煙でルールは厳格ですが、その分屋外で吸う人が多く、歩きタバコやポイ捨ても目立つという現地の肌感覚。
ゴミ箱は多いのにポイ捨てが多いという矛盾も語られます。非喫煙者は風向きと歩く位置を意識して回避を。
公営住宅エリアの見分け方
カウンシルハウスと呼ばれる高層団地群は、低所得者が集まり治安が落ちやすい傾向。
街並みに突然現れる雰囲気の違いで判別できることが多く、賃貸探しでは周辺の昼夜の空気感を実地確認したいところ。金銭的に余裕がある層は郊外の一戸建てへ住む傾向が強いという地元事情も。
階級社会の現実
話し方、語彙、服装、学歴で人の見られ方が変わりやすく、相手の階級を聞くのはタブー。
フォーマルな場面では発音や言い回しが信頼度に影響することもあるため、場に合わせた英語表現を装備しておくと安心です。
大学ではビジネスやコンピュータサイエンスが人気で、LSEのような名門は合格率が一桁台という声も紹介されています。
体型とファッションの空気
細身男性が多く、スキニージーンズの若者が目立つ一方で、女性のサイズ感は全体に大きめ。
細身男性と体格の良い女性のカップルも日常的な光景。服のサイジングは日本と感覚が違うので、実店舗で試着するのが堅実です。
交通・運転の注意
左側通行で日本の免許でも運転可能。
ただし車の約99%がマニュアルとされ、久々の運転に加えてMTは難度が跳ね上がります。
短期滞在なら公共交通が安全。ロンドンのオイスターのように、都市によっては一体型パスがあり、ない都市は都度購入が必要で不便という声もあります。
治安と差別の実感値
ロンドンの観光地で露骨な差別は少ないが、少し外れると雰囲気が急に変わることがあるため、土地勘が重要。
大学のようなリベラル度が高い場ではEU離脱に否定的な空気もあり、政治話題は相手を選ぶのが無難。夜は人通りの多いルート、明るい通りを選び、パブでは絡まれやすい時間帯を避けるのが現実解です。
物価感覚と家計管理
外食とタバコは高く、タバコは日本の約2〜3倍という声。
紅茶は庶民的で安価で、120パックが500円程度だったという実例も。
自炊と禁煙・節酒で、日本より出費を抑えられるケースもあります。住宅はロンドンが突出して高く、他都市は日本と近い水準という体感談。シェアハウスが一般的で、内見時はシャワー水圧、窓の断熱、周辺の治安を必ずチェック。
天気と気温のリアル
思われているほど最悪ではないという声が多く、夏は涼しめで冬は極端に寒くない一方、日照時間の短さは人により堪えるとのこと。
近年は猛暑日もあり、ロンドンで38.7度を記録した年も。日差しは強めなのでサングラスと日焼け止めは必携です。
文化の核はパブ
パブの客層は立地と相関。良いエリアのパブは落ち着いており、柄の悪い地域は客層も荒れがち。
昼間から飲み始める文化も根強く、飲酒のペース配分と終電前の撤退が安全策です。
食文化のギャップとキッチン事情
フィッシュ・アンド・チップスは店の当たり外れが大きい。
中華のコスパは高く、留学生の味方という意見多数。
食器用洗剤を流さない習慣の家庭がある、というカルチャーギャップも。節水や「食品にも使える洗剤」前提の発想ですが、日本人には違和感が強いポイントなので、同居前に家事ルールをすり合わせましょう。
入国審査とeGate
日本人はビザ免除でも入国審査の質問は通常あり、滞在日数や宿泊先を聞かれます。
主要空港では自動化ゲートの導入が進み、スタンプが省略される場面の報告もある一方、地方空港では従来通りの審査という体験談も。最新の運用は空港と時期次第なので、往路は余裕を持って到着を。
学歴・受験制度の豆知識
高校段階のAレベル試験結果が大学出願の基礎。
日本の文理区分より、人文学・社会科学・自然科学で捉える傾向が強いという観察が紹介されています。アカデミック出版社としてはRoutledgeなどが人文社会系で頻出という声。
音楽・サッカー・無料博物館は圧倒的強み
ライブカルチャー、プレミアリーグ観戦、無料のミュージアム群は移住・長期滞在の満足度を押し上げます。
音楽好きはロンドン、マンチェスター、リバプール、さらに余裕があればグラスゴーまで足を延ばすルートが鉄板です。
まとめ
イギリスは文化・学術・スポーツの充実に加え、ロンドンを中心とした多様性が魅力です。
その一方で、エリアごとの治安差、強い方言や訛り、薬物や夜の街のリスク、外食の高さなど、暮らしの現実はシビア。
移住・長期滞在を成功させるコツは、住む場所と行動時間の選び方、生活リズムの再設計、自炊と現地ルールの受容にあります。リスクに正面から向き合い、地域の文脈を尊重できれば、日本人にとっても住みやすい国のひとつになり得ます。
イギリスに憧れがあるなら、最初は旅行で街ごとの質感を確かめ、次に数週間の中期滞在で生活の手触りをテストする二段階アプローチが安全で現実的です。音楽とサッカーと無料ミュージアムに支えられた日常は、きっと想像以上に豊かな時間になります。
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