本記事は「バリ島旅行前に知っておきたいこと🇮🇩天気とシーズン|水|タクシー|ATMほか注意点」という元動画の内容を基に記事を書いています。
まずは要点の再整理

乾季は海遊びと快晴写真、雨季はコスパと屋内体験。
渋滞が旅の満足度を左右するため、滞在エリアは絞って同じホテル連泊+日帰りツアーで固める。水はミネラルウォーター、氷は抜き依頼。ATMは人目ある場所で、カードはVISA/MASTERを2枚以上。ニュピは外出完全禁止日で空港も停止、春に行く人は必ず日付確認。
季節と天気を「行動」に落とす
下の表は、目的別に最適月と現地での立ち回りを細かく提示。
目的 | 狙い目 | 避けたい時期 | 現地での動き |
---|---|---|---|
サーフィン・シュノーケリング・ダイビング | 6月、9〜10月(乾季、晴天安定、価格はピーク外) | 7〜8月(混雑・高騰)、年末年始 | 風が弱い朝に海アクティビティ→午後はスパ・カフェ |
フォトジェニック撮影 | 6月、10月 | 7〜8月のビーチ主要スポット | 朝焼けは5:30〜7:00、夕焼けは17:30〜18:30にウルワツ・チャングー |
スパ・マッサージ・ヨガ・美術館・買い物 | 雨季の平日(11〜12月前半、1月中旬〜3月) | 雨季の年末年始(高騰) | スコールは1時間程度が多い。屋内予定→雨上がりに寺院や棚田へ |
果物(ドリアン・マンゴスチン等) | 雨季(11〜3月) | 特に無し | ローカル市場は朝が質良し。買ったらホテルで洗って食べる |
平均気温は年中おおむね28度。
服装は通年夏でOKだが、寺院用に肩と膝下を隠せる軽い羽織りと薄手ロングパンツが役立つ。
ニュピ対策カレンダーと当日の動き
ニュピは毎年3〜4月の1日が外出完全禁止。空港も停止するため、前後日のフライト・移動・ツアーは組まないのが鉄則。
当日の過ごし方サンプル
- 前日までに水・軽食・本・動画を用意する
- ホテルのニュピ特別メニューやアクティビティがあれば予約
- 夜は星空観察(ホテル構内で静かに)
- Wi-Fi速度は落ちやすいのでオフライン視聴を準備
エリア戦略を「移動時間と渋滞」で決める
渋滞が重いのは、空港周辺〜クタ・スミニャック、チャングー、ウブド。
宗教行事や儀式で突然の通行規制もある。
目安の所要時間(渋滞軽い時間帯の例)
- 空港→クタ/スミニャック:30〜60分(混むと90分超)
- 空港→ヌサドゥア:30〜50分
- 空港→ウブド:90分(混むと180分)
- スミニャック→ウブド:60〜120分
実践ルール
- 同じホテルに連泊して半径観光に絞る
- 寺院・棚田は日帰りツアーで束ねて効率化
- 長距離移動日は朝7〜9時に出発して渋滞回避
- 航空便当日は空港へ3〜4時間前行動(ウブド等からなら特に余裕を)
具体的な1日モデルプラン
海×寺院ミックス(乾季・スミニャック3泊)
1日目:午前着→ホテル→夕方ビーチでサンセット→近場でナシゴレン
2日目:朝サーフィン体験(2〜3時間)→午後カフェ巡り→ウルワツ寺院のケチャ鑑賞
3日目:日帰りツアーでティルタウンプル+テガララン棚田+ライステラス横カフェ
4日目:午前買い物→空港
屋内中心の雨季コスパ旅(ウブド3泊)
1日目:午後到着→ホテルでスパ90分→ウブド王宮周辺を軽く散策
2日目:午前ヨガ→美術館→雨上がりにモンキーフォレスト(食べ物は出さない)
3日目:小規模ツアーで棚田とコーヒー農園→カフェで読書
4日目:朝食→空港へ
交通アプリと料金の「目安レンジ」
配車アプリ基本
- Grab/Gojek:スマホに事前インストールとアカウント作成(日本で)
- 支払いはアプリ内表示どおり。相見積りで安い方を選ぶ
- ピックアップ地点は「わかりやすい地物」を指定(ホテル正門、コンビニ前など)
料金目安(時間や混雑で上下)
- 空港→スミニャック:10万〜25万ルピア
- 空港→ウブド:30万〜50万ルピア
- 市内短距離(2〜4km):2万〜6万ルピア
- バイクタクシー短距離:1万5千〜4万ルピア
ブルーバード(タクシー)
- 街中で拾えることが多い。メーター確認。
- アプリは不安定なときがあるため、流し併用が現実的。
- 安全性・運転マナー重視派に向く。
車チャーター(1日)
- 10時間で60万〜90万ルピア+チップが目安(台数・車種・言語で変動)
- 寺院はドライバー同伴だとトラブルが減る。簡易ガイドも期待できる。
失敗回避のリスト
- ヘルメット無しのバイクタクシーは乗らない(アプリでキャンセル)
- 郊外スポットは「行きは呼べても、帰りが捕まらない」問題に注意。往復前提のツアー/チャーターを。
- 流しタクシーは乗車直後にメーター稼働を確認。「メーター使ってください」は Bahasa で「Tolong pakai argo.」
寺院マナーと持ち物の「実務仕様」
服装
- 肩と膝下を隠すのが基本。ノースリーブなら薄手の羽織を携帯。
- 厳格な寺院はサロン必須。市場で手頃なサロンを1枚購入し常備。
- 頭は触らない。左手での受け渡しは避ける(左利きは一言断り)。
持って行くと楽な小物
- 軽量サロン(腰布)
- 薄手ストール(肩隠し・日除け・冷房対策)
- 滑りにくいサンダル(寺院の床は濡れていることあり)
観光で遭遇しやすい「リアルな罠」と対策
両替所のごまかし
- 店員が数え終えた後に数枚抜く手口。店外に出る前に自分で再カウント。
- 人通りの多い店舗や銀行併設のATMで引き出し→小口両替に回すのも有効。
高額の供え物・寄付・チップ圧力
- 入場料以外の追加支払いを迫られたら、ツアーガイドやドライバーに同席してもらう。
- 供え物は市場で安く購入し自前で用意も可。単独行動を避ける。
猿対策
- テラス席で食べ物を出しっぱなしにしない。
- アクセサリー・サングラスを奪われないようバッグ内に。
水・健康・安全を「オーダー」と「持ち物」に落とす
水・食事の実践
- 蛇口水は不可。歯磨きも気になる人はボトル水で。
- 注文時の一言「氷なしで」は「Tanpa es(タンパ エス)」または「Jangan pakai es」。
- 生野菜や生カットフルーツは避け目(屋台なら特に)。温かいもの中心。
蚊・虫対策
- 虫よけは現地コンビニや薬局で入手可。日本発のスプレーは航空会社により不可扱い例あり。
- 長ズボンや薄手長袖で露出を減らす。就寝時は足首も覆う。
動物由来リスク
- 犬・猿・猫には近づかない。吠えられても走らず静かに距離を取る。
- ひっかき・噛みつきがあれば至急医療機関へ。
あると安心のミニ救急セット
- 経口補水塩、整腸剤・止瀉薬、解熱鎮痛薬、ばんそうこう、消毒綿、携帯用手指消毒
ATM・クレカ・現金の「運用ルール」
ATM
- 銀行や大型商業施設併設、利用者がいる機械を選ぶ。
- 吸い込み事例があるため、カードは2枚以上携行。
- 1回の引き出し限度は100万〜300万ルピアが多い。大金は複数回に分ける。
クレジットカード
- VISA/MASTERを2枚以上(JCB/Amex非対応店が残る)。
- 通信不調や端末トラブルに備え、少額現金は常に所持。
- チップ文化は強くないが、満足時に1〜2万ルピア程度を手短に渡すとスマート。
空港価格の現実
- 市内フード40k〜60kルピア級が、空港だと100k超のことも。
- 土産も市内比で最大2倍。買い物・食事は市内で済ませ、空港は最小限に。
便利フレーズ集(店・タクシー・食事)
・メーターを使ってください
Tolong pakai argo.
・氷は入れないでください
Tanpa es. / Jangan pakai es.
・ここで降ろしてください
Turunkan di sini, tolong.
・サロンはどこで買えますか
Di mana saya bisa beli sarong?
・すみません、右手で渡しますね(左利きのとき)
Maaf, saya pakai tangan kanan.
スマホ準備と現地通信
- Grab/Gojek/Bluebirdアプリは日本で事前登録。
- Googleマップは滞在エリアをオフライン保存。
- 翻訳アプリにインドネシア語のオフラインデータを入れておく。
- eSIMを使う場合は空港到着前にQRをスクショ、APN手順も事前保存。
パッキング最終チェック(抜け漏れ防止)
衣類
・軽量半袖数枚、薄手長袖1〜2枚、薄手ロングパンツ1本、羽織り1枚、寺院用サロン
小物
・帽子、サングラス、サンダル(滑りにくい)、折りたたみ傘、エコバッグ
健康
・常備薬+ミニ救急セット、日焼け止め、虫よけ、アルコールハンドジェル
実務品
・パスポートと予備コピー、クレカ2枚以上(VISA/MASTER)、現金少額、国際キャッシュカード(任意)、スマホ充電器・モバイルバッテリー、SIMピン
最後に:この3つだけ守れば失敗は激減
- 滞在エリアを絞って同じホテル連泊+日帰りツアー
- 水はボトル、氷は抜き、屋台は加熱品中心
- ATMは銀行・商業施設併設+カード2枚体制
必要なら、この内容をもとにあなたの旅行日程・人数・目的に合わせた「日別の具体旅程表(移動時間・店・予算レンジ付き)」まで作ります。
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